松日記ver.2

大学生の拙い文章を集めたものです。

西野亮廣さんの「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」を読んだので読書感想文を書きました。

 

 

意識が高くなりました。

 

 

こんにちは、松下です。

 

先日、自分としては半年ぶりぐらいに本を買いました。

 

ちなみに半年前には病みすぎてブックオフ超訳 ニーチェの言葉」を買って満足していました。

何も響かなくて面白かったです。

 

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そんな僕が今回買った本は、タイトルにあるように、

西野亮廣さんの「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」です。

 

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今回は珍しく本を読んだので、ブログで読書感想文でも書こうかなと思っていましたが、あることに気づきました。

 

「読書感想文、読んでても面白くなくない?」

 

これです。

 

小学校、中学校と宿題では定番の読書感想文。

なんなら僕は大学の入試やゼミの課題でもお世話になっています。

 

そんな宿題界トップの読書感想文ですが、

今まで自分の読書感想文を読み返しても、他人の読書感想文を読んでみても、そこにあるのは本の概要と文章中のコピー&ペーストという自身の感性を放棄した文字の羅列のみでした。

 

しかし、僕ももう21才。

同年代はスキージャンプでメダルを取り、体操競技で自分の名前がついた技を持っています。

 

ならば僕だって魅力的な読書感想文を書いてメダルを取り、「マツシタ」という技を持ってもいい気がします。

 

・・・書いていきます。

 

 

著者について

「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」の著者は、キングコング西野亮廣さんです。

西野亮廣さんといえば、僕たちミレニアム世代では知らない人はいないはねるのトびらをきっかけに大ブレイクしたお笑い芸人です。

今でもガッサガサの「お願いします」が聞こえてきます。

 

しかしはねるのトびらが2012年に終了して以降、テレビでは見かけなくなっていました。

 

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しかし、2016年10月に絵本「えんとつ町のプペル」の発売を機に再びメディアに上がるようになります。絵本作家として。

 

しかもただの絵本作家ではなく、「クラウドファンディング5650万円の支援を集め、当時のクラウドファンディングにおいて支援者数が最も多い」絵本作家として。

 

西野亮廣さんの動向を追っていた人は、まあまあしっくりくるんでしょうが、

僕みたいに過程に何があったか一切分からない人には西野亮廣さんが絵本作家になったパラレルワールドに飛ばされた」としか思えません。

 

ここで不確かな情報を基に作られたWikipediaに全信頼を置いている僕は、当然のように検索をかけました。

要約すると「今まで見えないところでいろいろやってたっぽい」です。

 

どうやら「お笑い芸人」が書いた絵本、「お笑い芸人」が書いたビジネス本、で済む話ではなさそうです。

 

肩書きの話

 「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」のプロローグでは「肩書き」について触れられています。

肩書きというのは僕でいう「学生」西野亮廣さんでいう「お笑い芸人」「絵本作家」といったような地位や役職のことです。

 

結論から先に言うと、今の時代 「肩書き」にこだわるのは大人だけで、現代には通用しません。

ほとんどの大人は職業に永続性があると信じているので一つの「肩書き」に固執します。

 

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ですがこの現代、発展したITによって「肩書き」は無くなってきています。

車の「ドライバー」もそのうち無くなります。

 

そんな中で自分の「肩書き」がITに代替されたら、ちゃんと失業します。

 

僕は残念ながら不器用を拗らせているので、一つのことに集中していると他のことが手につかない前時代的人間なのですが、失業は嫌なので色々な「肩書き」を身につけようと思います。

 「エステティシャン」になるとか言い出したら流石に止めてください。

 

お金の話

僕に最も縁がない(円がない)話です。(うまい)

 

「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」のタイトルにもあるように、本書の半分ぐらいはお金の話です。 

 

 僕は正直、お金の話が本当に苦手です。

別の本で「お金を稼ぐ方法」の中身がお金ありきの方法だった時にマジでムカつきました。

 

ですが、この本のお金の話は少し違いました。

 

西野亮廣さんは「お金」=「信用を数値化したもの」と捉えています。

 この定義に基づくと、僕はなんなんだという話になりますが気にしないことにします。

 

さらにいうと「えんとつ町のプペル」で行われたクラウドファンディング「信用をお金に替える装置」であるとしています。

 

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つまり、お金を稼ぐのではなく、信用を稼がなければいけないということです。

 

 

これは、主観ですが本当に間違いないと思います。

 

一番身近な話をすると、お金の貸し借りに関して、

僕は絶対に返してくれる見込みがある(信用がある)人にはお金を貸すし、貸した後うやむやにされそう(信用がない)人には借用証を渡します。

 

現代はお金と信頼がとても密接にリンクしています。

 

「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」には西野亮廣さんが実際に行った信頼の稼ぎ方が載っていますがここでは割愛します。

 

信頼の稼ぎ方なんて無限にあると思いますし、身の振る舞いだけで稼げるならやり得」だなって思いました。

 

広告の話(1日を24時間以上にする)

 「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」の半分はお金の話ですが、もう半分は広告の話になっています。

 

広告と言っても広義で、西野亮廣さんが特に活用していたのはSNSによる「炎上」でした。

 

僕は自身がタレントであることを活かしてTVで堂々と宣伝すればいいのにと思うわけですが、そこが僕の凡夫たる所以です。

 

西野亮廣さんは、自分の時間が足りないという理由から、自身をSNSで炎上させ、ワイドショーで自分のことを取り上げてもらうことにより「他人の時間を使うことで1日を24時間以上にする」選択をしました。

 

そもそもそんな選択肢が思いつきません、普通は。

 

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炎上と一口に言っても西野亮廣さんは別に悪いことをしているわけではなく、「悪いことに見える」ことを大胆に行います。

 

例えば、西野亮廣さんは独断で「えんとつ町のプペル」発売4ヶ月後に全ページをwebで無料公開しています。

これも戦略のもとなのですが、一般的に見ると漫画村然り「業界が廃れる」という批判の声が上がります。

 

他にも「えんとつ町のプペル」の著作権をフリーにしたり

その気になれば僕でも「えんとつ町のプペル」のキャラクターを使った文房具やら玩具やらを作れると言うことです。

 

これも制作スタッフにお金が回らなくなると言う批判が生まれますが、逆の見方をすれば無料で人が広告を打ってくれるということになり、利益が回ってくるそうです。

 

 

広告の話には自身の体験がないので、主観もクソもなく、アイデアを見るごとに語彙の概念が消え去って「すごい」しか出てこなくなるので、マジで実際に読むことをお勧めします。

 

まとめ

「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は、読むとわかりますが、現代人しか読めないようになっています。

さらに言うと、ここに書かれているノウハウもおそらく今しか活かせません

 

だからこそ、同年代には本当に読んで欲しいです。 

 

この記事に書いたのは「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」に書かれてあったほんの一部のテーマを切り取っただけで、本質には1ミリも触れていません。

 

 僕はちょうど就活真っ只中なので、この本を読んで少し背中を押された気になりました。

 

 

読書感想文が苦手な人でも5行は書けると思うので、読書感想文を書こうと思っている人にもお勧めです。